フローライト|意味、効果、伝承、鉱物データ

無邪気なひらめきと集中力の石

フローライトの石言葉/キーワード

頭脳明晰、明瞭性、集中力、ひらめき、無邪気な発想、問題解決、インスピレーション、ヒーリング、直感

フローライトの特徴

ハロゲン化鉱物の一種。
熱水鉱脈や温泉地帯に生成する。

水晶やパイライト(黄鉄鉱)、カルサイト(方解石)、ガレーナ(方鉛鉱)など、さまざまな鉱物と共生することがある。

パイライト(黄鉄鉱)|意味、効果、伝承、鉱物データ

正六面体や正八面体、立方体やその集合体として発見される。
八面体のものは産出量が少ない。
八面体の方向に完全な劈開があるため、八面体結晶として売られているものは大体この性質を利用して割って作ったもの。

正八面体、カラフルなフローライト

色は、緑や紫のものが多いが、ピンク、黄色、水色、青色、無色とバリエーションも多い。
また、一色だけで発見されることもあるが、グラデーションになって生成されることも多い。

フローライトのグラデーション

硬度が低いため、ジュエリーの加工には向いていない。
原石のまま鉱物標本としての人気が高い。

フローライトの和名「蛍石」はフローライトの物理的な性質から由来。

フローライトに紫外線を当てたり、フローライトのかけらを火の中に入れたりするとパチパチと乾いた音を立てて光りながら弾け飛ぶ。
暗い場所では、フローライトが光りながら弾け飛ぶ様子が、蛍が飛び交うように見えた。
この現象は「蛍光(Fluorescence)」と呼ばれる。
紫外線によって発光する現象はフローライトで最初に発見されたため、蛍光現象(蛍光性)のことを「フローレッセンス(Fluorescence)」と呼ぶことになった。

英名「フローライト」は、フローライトが溶解炉の融剤に利用されるため、ラテン語の「fluere(流れる)」に由来する。

フローライトの伝承・いわれ

古代エジプトでは彫像やスカラベにフローライトが用いられていた。
古代中国や古代ローマでも彫刻の素材としてもよく使われていた。
特に古代ローマではフローライトの食器や器が流行り、暴君ネロも心を奪われた。

18世紀にはフローライトを粉末にして薬として使用していたという。

西洋では魔術的な力はあまり期待されることは少なかったフローライト。

古代中国では、邪悪な例なら守ってくれると信じられていたという。

フローライトの効果・意味

フローライトは、ひらめきと知性の石。

色によって効果や意味は変わるが、感性を磨き、才能を発揮できるようにサポートしてくれる点は共通している。

頭の中をすっきり整理する

フローライトは、ヒーリング効果が高いと言われる。

考えが煮詰まったり、凝り固まってしまったりした頭の中をすっきり整理する手助けをしてくれるだろう。

精神的にすっきりと癒されると、自然と感性が高まり、子どものような無邪気な発想力や問題解決の糸口を見つけられるようになるという。

ネガティブな感情を解放する

フローライトは、怒りを始めとしたネガティブで抑圧された感情を解放してくれる。

幼い頃から成長するにつれ、増えてきた「こうでなければならない」といった思い込みやルールや思考パターンなどから、自分自身を解放してくれるだろう。

また、自分の内面を見つめなおし、深い気づきを得られる効果も期待できる。

クリエイティブな仕事や受験生におすすめ

フローライトは、クリエイティブな仕事をしている人に特におすすめ。

特にグラデーションのものは芸術性を高めてくれる。

また、集中力を高めてくれる石でもある。

そのため受験生にもピッタリです。

頭を使う勉強や仕事をする時にはそばに置いておきたい。

パワーの特性

  • ネガティブな感情を解消
  • 頭の疲労をとる
  • 集中力アップ
  • 思考力アップ
  • 記憶力アップ
  • 子どものような無邪気な発想
  • クリエイティビティ
  • 受験のお守り

フローライトはこんな時におすすめ

  • 受験生に
  • 試験勉強のお守りに
  • 行き詰まりを感じたときに
  • 問題解決したいときに
  • 考えをすっきり整理させたいときに
  • 直感力を上げたいときに
  • ストレスを緩和したいときに
  • 霊感を高めたいときに

対応チャクラ

色によって対応チャクラが変わる

黄:第2チャクラ、第3チャクラ

ピンク、緑:第4チャクラ

青:第5チャクラ、第6チャクラ

紫:第6チャクラ

無色:第7チャクラ、第8チャクラ

誕生石、星座、天体、数秘など

星座:山羊座、魚座

天体:水星

数秘:9

浄化方法、お手入れ

月光浴、セージ、音、水晶

取り扱い時の注意

太陽光や強い光、衝撃に弱いため、注意が必要

鉱物データ

鉱物名フローライト(蛍石)
英名Fluorite
和名蛍石、螢石(ほたるいし)
化学組成CaF2
結晶系等軸晶系、立方晶系
へき開八面体の方向に完全な劈開
硬度4
光沢ガラス光沢
産地中国、アメリカ、イギリス、カナダ、日本など
緑、青、紫、白、黄色、ピンク、無色
よく似た石カラーによる

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