ジルコン｜意味、効果、伝承、鉱物データ

地球上で最も古い鉱物と推定される、強い輝きを放つ石

ジルコンの石言葉/キーワード

平和、平穏、愛、オーラの浄化

ジルコンの特徴

無色のジルコンはカットの仕方でダイヤモンドに似た輝きを放つため、かつてはダイヤモンドの代替品として好まれていた。
キュービックジルコニアとは別のもの。

珪酸塩の鉱物。

無色、赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫、褐色と多彩なカラーのものが産出される。
青のジルコンの多くは、褐色のジルコンに加熱処理をしたもの。
バイオレット（青紫）のジルコンは産出されない。

ジルコンの名称の由来は、アラビア語「zarguin /jargon（朱）」かペルシャ語「zargun（金色）」からと言われている。
和名の「風信子石（ふうしんしせき/ヒヤシンス石）」は、古代ギリシャ人がこの石をヒヤシンスと呼んでたため、その当て字に由来する。

硬度が低いため、カットによっては摩耗が早い。

火成岩や変成岩の中や堆積岩の中から見つかる。

正方晶系の四角錐状や短柱状の結晶、放射構造の繊維状の集合体や粒状、礫状のものもある。

岩石中に含まれるジルコンの状態から、岩石の年代特定にも使用される。
地球上で最も古い鉱物と推定されたのが、このジルコンだ。

2021年12月20日、日本ジュエリー協会で誕生石の改訂が行われた際、12月の誕生石に追加された。

ジルコンの伝承・いわれ

スリランカでは2000年以上前から産出していたようだ。

古代ギリシャではヒュアキントスと呼ばれていた。
ジルコンの輝きの強さから、ギリシャの太陽神アポロンを連想し、そのアポロンに愛された美少年ヒュアキントスの名前にちなんだという。

マルボドゥス『石について』では「悲しみを退け、いわれなき疑いも晴らす」と記されている。
また、「身につけて持ち歩けば、どこへ行っても安全で、病気からも身を守れる。主人からもてなされ、歓迎を受ける。」といわれ、旅の護符として旅人から人気が高かった。

身につける人やその近くの人が伝染病になると、ジルコンは輝きを失い、色あせるともいわれていた。

亡霊や魔術で呪われた者の呪いを解くために、パンを食べさせる際にジルコンを手渡しながら呪いを解く言葉を唱え続けたそうだ。

ジルコンを身につけると稲妻から身を守られると信じられていたため、落雷が多い地域では好んで身につけられていた。
伝染病が蔓延している地域でも、身につけている者は病気から免れたという。

ジルコンの効果・意味

ネガティブな気持ちを癒す

ジルコンは、ネガティブな気持ちを癒し、静かで平和な方向へと導いてくれるだろう。

伝承でもあったように悲しみを浄化し、誤解を解くエネルギーが期待できる。

人間関係を良好にする

ジルコンのエネルギーは、持つ人だけでなくその周囲の人にも影響するといわれている。

 自分の中にある美しさや柔軟さについて気づかせてくれる力だけでなく、人間的魅力を向上させ、持つ人や周りの人の長所を引き出してくれるだろう。

周りの人に誤解されやすい人にとっては、対人関係のお守りとなる。

スピリチュアルなエネルギー

ジルコンは、深い安眠をもたらし、あらゆるオーラを浄化させると言われている。

隠された情報や過去に起こったことを明らかにすると同時に、スピリチュアルなコミュニケーションを増幅させる効果もあるという。

愛とお金を引き寄せる

ジルコンは、金星や女神ヴィーナスと結び付けられることが多く、愛やお金を引き寄せられるとも言われている。

仕事面では、明晰な思考を促し、ネガティブなエネルギーを遠ざけるため、満足感をもたらしてくれるだろう。

生命力と活力を高める

ジルコンは、生命力やこの世に生まれた喜びを感じさせてくれるだろう。

生きる活力もサポートしてくれるはずだ。

パワーの特性

• 人間的魅力アップ
• 愛、お金を引き寄せる
• 精神安定
• 自尊心を高める
• 周りの人から受け入れられる
• 平安をもたらす

ジルコンはこんな時におすすめ

• 心を穏やかにしたいときに
• 悲しみに打ちひしがれているときに
• 心と言動が伴わないときに
• オーラを浄化したいときに
• 長所を思い出したいときに
• 愛やお金を引き寄せたいときに

対応チャクラ

第1チャクラ、第2チャクラ

誕生石、星座、天体、数秘など

誕生石：1月、9月、12月

星座：牡羊座、牡牛座、獅子座、乙女座、射手座

天体：金星

数秘：6

浄化方法、お手入れ

月光浴、流水、水晶、セージ、音

取り扱い時の注意

酸に弱く、宝石としては硬度も低いため、割れやすい

鉱物データ

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