セレナイト｜意味、効果、伝承、鉱物データ

月のような清らかな光を放つヒーリングストーン

セレナイトの石言葉/キーワード

意識の上昇、ヒーリング、滞ったエネルギーの解放、保護、浄化、無意識

セレナイトの特徴

ジプサム（石膏）の中でも、結晶化した無色透明のものを指す。
流通しているものの多くは絹のような輝きで繊維質を持った白いもの。
これは正しくはサテンスパー（繊維石膏）と呼ぶ。
ここではセレナイト、サテンスパー、ジプサムをまとめて取り扱う。

ジプサムは堆積岩を構成する主要鉱物の一つ。

鉛や亜鉛鉱を伴って、第三紀火山岩中に鉱床を作り、火山の噴気孔の周辺にも形成される。
構造上、結晶水を含む。

セレナイトの変種にはサンドローズ（砂漠のバラ）がある。
砂漠中のミネラル分を含んだ湖や沼の水分が長い時間かけて干上がり、そこから板状の結晶が花状に集合したもの。
※同じようにバライトという鉱物もデザートローズ（砂漠のバラ）を形成する。

ジプサム自体は産出量が多いため、セメントや彫刻品、窓ガラスや医薬品などに古くから活用されている。

名称はギリシャ語「Selene（月）」に由来。

セレナイトの伝承・いわれ

紀元前4000年、メソポタミアのシュメール人はこの鉱物で円筒印象を作って使用したと言われている。
「豊なる大地をもたらす幸運の石」として珍重されていたようだ。

サテンスパーは、古代ギリシャでは月の女神のドレスの一部が剥がれ落ちたものだと考えられていた。

プリニウス『博物誌』ではセレニテス、マルボドゥス『石について』ではイーリスと呼ばれていたものとされるが、はっきり特定されていない。

セレナイトの効果・意味

無色透明のセレナイトと一般的にセレナイトとして流通しているサテンスパーでは、少し効果が変わる。

セレナイト

柔らかい穏やかなエネルギーで、自分自身の内面のバランスを整えてくれる。

滞ったエネルギーの解放を促してくれる石。

気がついたら問題解決していた……というような効果が期待できる。

外的影響から守ってくれる要素も強い。

洞察力や直感力を高め、精神をリラックスさせてくれる。
と、同時に思考を明晰にし、集中力もアップさせてくれるという。

優柔不断なときに、しっかりと自己を意識できるように導く力がある。

サテンスパー（一般に流通しているセレナイト）

状況に応じて、感情の活発にしたり落ち着かせたりする。
子どもの心身と行動を安定させる。

恋愛、お金、旅行に幸運をもたらすと言われるサテンスパー。
子宝のお守りにも。

心身共に穏やかな平穏をもたらしてくれる。

また、エネルギーの流れを加速する力もある。
意識の次元を向上させる効果もあるため、スピリチュアリティなメッセージや宇宙からの情報を受け取るサポートにも。

ワンド型のサテンスパーは、他の石の上で時計回りに回すと石をヒーリングすることができる。
反時計回りに回すと、石に込められたものがリセットされる。

人工的に作られたスピリチュアルグッズの浄化やパワーチャージにも向いている。

チャクラにサテンスパーを置くとヒーリング効果があると言われている。

パワーの特性

セレナイトはこんな時におすすめ

対応チャクラ

第2チャクラ、第7チャクラ、第8チャクラ

誕生石、星座、天体、数秘など

星座：双子座、蟹座

天体：月

数秘：9

浄化方法、お手入れ

月光浴、セージ、音、水晶
特に月光浴がおすすめ

取り扱い時の注意

湿気や水に弱いため、注意が必要

鉱物データ

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